しののめ舎は
陶芸家である小西よう子と
木工家を志す大野直人が
共同で営む小さな仕事場です。
しののめとは
いまだ明け切らぬ暗い空に射し込む
最初の朝の日の光のことです。
この星はくるくると回っていて
ほんとは朝日は登って来るのではなく
私たちの方が日の光を
朝を迎えにいくのです。
ある朝は
待ちきれない気持ちをおさえて
ある朝は
幾分ひと息つきたい心持ちで
どんな日でも朝を迎えにいきます。
私たちは今日もこの小さな仕事場で
手を動かして働きます。
新しい朝を迎える準備をします。
私たち一人ひとりが
この美しい星の
風景のひとつとなるために。